極楽寺では一年を通して様々な行事を催し、法要を営みます。法要は故人を偲び、冥福を祈るためのものですが、故人への感謝の思いを新たに、自分自身を見つめなおす機会でもあります。
お墓参りをし、新年を無事に迎えられるよう見守ってくれている故人に感謝を伝えましょう。
一年の家内安全を祈祷します。600巻からなる経典「大般若経」を僧侶が転読(略して読むこと)、その経典で肩や背中を叩いてもらうと一年間は無病息災になるといわれています。
お釈迦様が入滅された2月15日は涅槃会(ねはんえ)と呼ばれます。「涅槃」とは、煩悩の火が消え心の安らぎを得た状態=悟りの境地を指します。転じて、お釈迦さまが悟りの境地に達し、入滅されたことを表します。極楽寺では住職のみで法要を営みます。
彼岸とは、春分の日・秋分の日を中日とした前後3日を含めた7日間をいいます。彼岸=はるか彼方の岸、三途の川を越えた死後の世界です。お墓参りをして故人の供養をしましょう。
釈迦の誕生日を祝う花まつり。釈迦はルンビニー花園で生まれました。生まれてすぐに7歩歩み、右手で天を、左手で地を指さし「天上天下唯我独尊(我々の命に差はなく平等に尊い)」と宣言。この時に竜が甘露の雨を降らせたと伝えられています。灌仏会では、ルンビニー花園にみたてた花御堂をつくり、その中央に天地を指さした釈迦像を安置します。そして、甘露の雨を模した甘茶を像にかけ誕生日をお祝いします。
お盆には故人が浄土から地上に戻って来るといわれています。お墓参りをして故人の霊を迎えましょう。また、故人が亡くなって初めて迎えるお盆を新盆といいます。
※小田原市のお盆は、7月13日~16日です。
秋彼岸の時期になると境内の彼岸花が色鮮やかな花を咲かせます。お墓参りをして故人の供養をしましょう。
人は死後に六道という6つの世界のいずれかに生まれ変わるとされ、そのひとつに餓鬼道があります。生前の悪行により餓鬼道に落ち、餓鬼いう鬼になった者は常に飢えと渇きに苦しむと考えられています。先祖とともに餓鬼の供養も行うことで徳が積めるとされています。
10月5日は達磨大師の御命日です。達磨大使は、インドから中国に禅の教えを伝えられた方で、禅宗の初祖と言われています。極楽寺では住職のみで法要を営み、達磨大使のご遺徳を偲びます。
極楽寺を開山した仏満禅師の徳を偲び法要を行います。
12月8日は成道会(じょうどえ)と呼ばれ、お釈迦様が悟りを開いたとされる日、仏教の教えが生まれた日です。極楽寺では住職のみで法要を営みます。
鐘をつき108あるといわれる煩悩を取り払い、新年を迎えます。