住職の紹介

住職の思い

僧侶としての私の名は「大耕法典」といいます。極楽寺の住職は「法」をつけるのが習わしであり、それに実の父の名から「典」をもらい「法典」となりました。

「大耕」は修行先であった円覚寺の老大師より頂戴しました。頂いた時、フランスでワイン造りをした頃を思い出しました。毎日畑に入り葡萄の世話をする過酷な肉体労働でした。中でも一番辛いのが畑を耕す作業です。トラクターを使わず、馬と人で畑を耕すには、膨大な手間と時間が掛かります。しかし、そうやって耕された土地では、樹齢が長くなるほど、葡萄樹は大地にしっかりと根を張り、その土地の活力を反映したような、凝縮された強い葡萄を実らせます。その葡萄で作ったワインは香り、味わい共にスケールの大きさを感じさせ、飲む人の目に、その土地の風景までもを映し出します。

心の拠り所が本当に必要になってきた困難な今だからこそ、大老師から頂いた「大耕」という名が示すようにゆっくり時間をかけて多くの人々の心を耕し、実りある人生を過ごす手助けをしたいと思っております。

略歴

1973年、兵庫県姫路市の日本酒蔵に生を受ける。
著名なソムリエ 田崎真也氏に薫陶を受けワインの道に入り、今はなき伝説の「ホテル西洋銀座」のソムリエに29歳の若さで抜擢される。

その後、ワイン輸入商社勤務を経て、アジア最大のワインスクール、アカデミー・デュ・ヴァンへ。教鞭を執りつつ、同社の専務取締役として教育事業ならびにワイン輸入販売事業を立ち上げ、上場会社に売却するまでに成長させる。

2017年4月得度。臨済宗大本山円覚寺派専門道場(鎌倉市)に掛塔。横田南嶺老師の下で三年半の修行を経て、現在は上関山極楽寺第24代目住職となる。宗教的な「禅」の教えだけでなくマインドフルネスへ導くための瞑想法として、坐禅、イス坐禅、飲む瞑想、歩く瞑想、枯山水作り、写経などを通じ「ZEN」の普及に尽力している。