2022年 お施餓鬼

本日、10月1日(土)、毎年恒例のお施餓鬼会を行いました。新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を鑑み、今年も住職と副住職のみで法要を営みました。

人は死後に六道という6つの世界のいずれかに生まれ変わるとされています。六道とは地獄道(生前の罪により罰を受ける世界)、餓鬼道(飢えと渇きの世界)、畜生道(人以外の動物の世界)、修羅道(憎しみと争いの世界)人間道(人の世界)、天道(人を超えた存在であるが、まだ悟りに達しない天人の世界)の6つです。

生前の悪行により餓鬼道に落ちると餓鬼という鬼になります。餓鬼の前では、食べ物は燃え、飲み物は蒸発し、常に飢えと渇きに苦しむと考えられています。

施餓鬼とは、地獄で苦しんでいる餓鬼に慈悲をかけた施しとなります。先祖とともに餓鬼の供養も行うことで徳が積めるとされています。